おがたくろぐ

日本語不自由です。

夏の始まりについて。

7月になった。

いよいよ夏の始まりである。

 

さて、夏といえば、読者の皆様が思い浮かべるものは何だろうか。

 

やはり花火大会であろうか。

或いは夏祭りだろうか。

もしくは海という選択肢もあろう。

 

但し、恋人が存在していなければこれらのイベントの魅力は75%OFFになってしまう。

夏のバーゲン開催中ってか。くたばれ。

 

少なくとも私は、以上の様なイベントの充実する季節として、

はたまた開放的な気分の最中、何をするにも楽しいと感じることの出来る季節として、夏を捉えている。

 

だが現実はどうだ。

 

寝汗に塗れた起床 

 

身体中がヌルヌルしている。俺は河童か。

 

灼熱の我が部屋

 

汗が止まらない。この部屋に存在しているだけでダイエット効果がありそうな気がしてくる。当然、気がするだけである。実際にはそんなものありもしない。地獄か。

 

夏特有の気だるさ

 

この気だるさの中で私に何か行動の選択肢があるとすれば、精々《天井を眺める》か《うめき声を上げる》程度だろう。死にかけの老婆か。

 

ジィジィと煩い蝉の鳴き声

 

絶滅しろ。

 

 

そもそも、1週間で死ぬにも関わらず7月初頭から鳴き声を上げ始めるのは、さすがに意識が高すぎはしないだろうか。計画性のなさが露呈している様に思われる。私の知ったことではないが。

 

この現状と照らし合わせても尚、夏は活気に満ちた素晴らしい季節だと思うことが出来るだろうか。否。

もしかすると、夏とは一年の季節の中で最も人間の活力を奪う最悪の季節なのではないだろうか。早く冬になって頂きたいとすら思えてくる。

私のことである。季節が冬へと移れば、今度は寒さに文句を言い夏を待ち侘びることであろう。きっと同じ事を80回程繰り返す内に私は土へと還るだろう。

 

その前に何か、何かを成し遂げてみたいものである。

そのためにも、先ずはベッドからこの身を起こそうと思う。

 

15:42 私は、まだ見ぬ未来への希望を胸にベッドから去ったのである。